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専業トレーダー DaTsU

最後の言葉

今月、プライベートでも色々なことが起こったので、24Twenty FOURとか
過激なドラマを見たりしてストレスを発散していたのだが、どうしても
泣きたい、と思って彼女の映画を見に行った。


まだ19歳である彼女は、生まれたときの名前はかわしまあいではなかった。
本当の母親はあい出産後生まれながら病弱で2歳の時に亡くなった。そして
施設に入り、そこである夫婦に引き取られた。この夫婦は子供がいなかった
ため高齢だったと思われるが、このあいをとてもかわいがって育てた。
写真もビデオも盛りだくさんあった。

10歳の時に父親が亡くなった。この娘は歌が好きだった。母と二人三脚で
歌で生きていこうと思った。そして13歳のとき演歌のコンテストで優勝した。
しかし順調にはいかなかった。母娘二人で博多のスナック等どさまわりをした。

そして、シンガー・ソングライターを志し、中学卒業と同時に福岡から単身上京。だが、預かりの事務所から見放され泣き濡れた後、ストリートで歌うことを決める。

16歳の時、最愛の母親が亡くなった。東京にいて電話で知らされる。前の晩
死ぬかも知れないという電話を聞いていた。

それでもあいは、
路上ライヴ1000回、デモCD売り上げ5000枚、渋谷公会堂ワンマンの3つを目標に掲げ、渋谷ハチ公前に立つ。17歳で、デモCD5000枚と渋公ワンマンをクリアし、新たに47都道府県ライヴを目標に加える。

そして、今年渋谷にて1000回路上ライブを達成した。
貴方の街にも来ていただろう。


本当の苦労人、健気な彼女の歌は、心をゆさぶる。死ぬ気で歌を歌っている。
私には歌を歌うしかない。母との夢をこの10代の女性が達成したのだ。

応援したい。と心の底から思える作品である


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